ロトランドと税金の関係　税理士事務所経験者が説明！

海外の宝くじなどが簡単に購入できるロトランド。
このロトランドを楽しむ前に

と、不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか？

結論から言いますとロトランドの当せん金には税金がかかります。
「ロトランド」のというよりは海外の宝くじに税金がかかると認識しておくと良いでしょう。

こちらでは海外の宝くじで税金がかかる理由や当選した場合の対処法などをご紹介します。

ロトランドで購入できる海外の宝くじで税金がかかる理由

日本の宝くじは非課税なので、一等で一億円が当たっとしたとしても税金は１円もかかりません。
しかし海外の宝くじは税金がかかる
この差は何なのか？

本来、宝くじは税金を取るべきものなのです。
しかし、日本は法律で日本国内の宝くじについては税金を取らないようにしよう、と決めているのです。

そもそも宝くじは販売総額の約４割は高齢化少子化対策、防災対策、公園整備、教育及び社会福祉施設の建設改修などの公益事業に使われています。

つまり、公益事業に充てるお金を効率よく集めるための手段なのです。
その資金調達を効率よく行うために特別に税金を取らないように法律で決められている、というのが日本の宝くじなのです。

しかし、海外の宝くじは当然ですが、日本国内の公共事業などには使われません。
そのため、非課税にする理由はありません。

そのためロトランドで購入した海外の宝くじに税金を取る理由をまとめると

・本来宝くじは税金を取るもの
・日本の宝くじだけは例外的に取らないように法律で決定されている

ということになります。

年間の当せん金が５０万円を超えるようだと税理士に相談だ！

特別控除額（最大５０万円）を超えると注意

海外の宝くじに税金がかかるといっても千円や２千円の当せん金で税金がかかるということにはなりません。
宝くじは「一時所得」という所得になり

「年間の一時所得の収入金額　ー　経費　ー　特別控除額（最大５０万円）」

という計算式で計算することが決められています。
そして、たいていの場合は特別控除額の５０万円よりも収入金額が少ないので一時所得の金額が「０円」となり税金の申告は必要がありません。

しかし、５０万円を超えると特別控除額を超える金額が出てきてしまう可能性がありますので、そうなると税金の申告が必要になります。

ちなみに一時所得の場合は「一時所得の金額の２分の１」に税率を乗じることになります。
なので、当せん金が２００万円の場合は

（２００万円ー５０万円の特別控除）×１／２＝７５万円

となるので、この７５万円に税率をかけます。
よく

という話を聞いたことがあると思いますが、宝くじなどの場合は税率をかける前に半分にしているので持っていかれる金額は多くても約４分の１ということになります。

しかし、こちらの話はあくまでも日本国内のみの税金の話になります。
国によっては日本の税金を払う前に海外で源泉徴収などをされる可能性がありますので、実際は４分の１より多く取られる可能性もあります。

このように国外の税金も絡むので高額当せんの際は必ず税理士さんに相談して無駄に税金を払いすぎないようにする必要があるのです。

競馬などの当せん金がある場合も注意

先ほど紹介した５０万円を超えた場合というのは海外の宝くじだけの金額ではなく、一年間の一時所得の総額になります。
なので、海外の宝くじの当せん金のほかに競馬や競輪などの宝くじとは違う公営ギャンブルの収入がある場合にはこれらの金額も一時所得になります。

そのため、海外の宝くじの収入４５万円、競馬の年間の当せん金１０万円
という状況だと一時所得の申告が必要になる可能性があるのです。

税理士さんに相談するときには全てを包み隠さず話す

もし、確定申告の必要性があるかもしれない、と思ったときは税理士さんに相談しましょう。
そこで相談するときには自分の現状の状況を全て包み隠さずに相談しましょう。

なんてことはせずに

と、確認しておきましょう。
もし、申告するのが嫌だ、という場合は（本当はダメですよ！（笑））
きちんど自分の事実関係を話したうえで

と、理由を伝えたうえでどうすべきか？
を税理士さんと話しましょう。
税務署から連絡があった場合には全て自分で責任を取るのなら税理さんも理解を示してくれる可能性は十分あります。

海外の宝くじのメリット

税金がかかるのにわざわざロトランドで海外の宝くじを購入する理由はあるのか？
海外の宝くじのメリットは以下のものがあります。

賞金額が桁違い！

海外の宝くじはとにかく金額が桁違いです。
日本の宝くじといえば最高賞金額は約１億円ですが、海外の宝くじだと１００億円超えの当せん金も多くあります。

１００億円だと先ほど紹介したように４分の１を持っていかれてもまだ手元に７５億円残ります。
海外の税率が高くて半分持っていかれてもまだ５０億円残るので日本の宝くじより夢があります。

開催頻度

海外の宝くじだと開催頻度が多いものもあります。
例えば「キナウ」という宝くじは４分に１回抽選が行われています。

しかも最大の当せん金は約１億３千万円となっています。
４分に１回日本の宝くじと同じくらいの賞金が手に入るというのはかなり楽しめるのではないでしょうか？

最後に

ロトランドで購入できる宝くじと税金の関係をまとめますと

・海外の宝くじは税金がかかる
・５０万円を超えると税金を納める可能性が出てくる
・５０万円の中には宝くじだけでなく、競馬などの当せん金も入れて判定することになる
・日本国内と主催している海外と二か所で税金が取られるため知識がないと無駄に税金を納めてしまう可能性があるので税理士さんに相談したほうが良い

といった内容になります。

という嬉しい悲鳴を上げられるようにしてくださいね！