ギャンブルで必勝法の一つとして知られるマーチンゲール法。
私も過去にマーチンゲール法でどのくらい儲かるのか?などを検証してみたことも、実際のお金を使って試したことがあります。
結論から言いますと、マーチンゲール法はバカラで利用するのには不向きな方法ではないか?と思っています。
なぜ、不向きなのか?についてこちらでご紹介いたします。
バカラでマーチンゲール法が不向きだと思える理由
想定以上に資金が必要になる
マーチンゲール法を実際に実践してみて分かるのが想定以上に資金が必要になる点です。
例えば最初1ドルで始めた場合
1,2,4,8,16,32,64
と負けていくと倍々ゲームなので賭け金額が上昇していきます。
上の例で言うと、64ドルベットしてる時点で累計127ドル必要になっています。
もし、1万円で始めたらこの時点で127万円必要になっているわけですし、ギャンブルで127万円使うのは富裕層のみだと思われますので、いかにマーチンゲール法が資金が必要か?が分かります。
ベット出来る金額に上限がある
カジノの中にはベット出来る金額に上限があるものも多いです。
オンラインカジノの中にあるゲームを見ていると基本的にどのゲームにも上限が設けられています。
上限があると、マーチンゲール法で負けて2倍にしてる最中に上限に当たってしまい2倍に出来なくなる可能性があります。
2倍に出来ないと勝てても黒字になりません。
そのため、賭け金額が高騰しやすいマーチンゲール法は上限金額に気を付ける必要があります。
金額の割に利益の額が小さい
マーチンゲール法は1回勝てば黒字になります。
しかし、利益額が小さいという欠点があります。
基本的にマーチンゲール法で手に入る利益は最初の賭け金額です。
つまり、1ドルで始めた場合は1度勝って手に入る利益は1ドルです。
例を挙げてみましょう。
例えば1ドルで始めて最初に勝った場合は2ドル獲得、賭け金額1ドルなので
2-1=1ドル
となり、利益額が1ドルです。
では
1,2,4,8,16,32
と賭け金額が増えていき、32ドルの時点で勝った場合は
64ドル獲得、これまでの賭け金額が63ドル(1+2+4+8+16+32)ですので
64-63=1ドル
になります。
2倍配当のゲームだと勝利金は当然ながら「賭け金額×2」です(上記の例だと32×2=64)
マーチンゲール法だと賭け金額が「賭け金額×2-最初の賭け金額」です(上記の例だと32×2-1=63)
なので、どこで勝っても結局最初の賭け金額分しか利益が出ません。
しかも、税金のことを考えると大変です。
一般的にカジノの税金は競馬の馬券収入と同じ計算方法と言われていますが、競馬の馬券収入は
「手に入れた馬券収入ーその馬券の購入代金」が50万円を超えると確定申告の必要があると言われており、はずれ馬券の購入代金を含めないのが大きなポイントと言われています。
先ほどのバカラのマーチンゲール法でこれを当てはめると
収入(64ドル)ー購入代金(32ドル)となり、外れた部分の賭け金額は含めない可能性が高いのです。
そうなると、1ドルしか勝てていないのに税金の計算上は32ドルの利益として税金を納めなければならないかもしれません。
マーチンゲール法で賭け金額が大きくなると利益が50万円を超える可能性も0ではありませんので、税金の事を考えると通算でマイナスになってしまいます。
この辺りは、マーチンゲール法のデメリットと言えます。
プレイヤー以外にベットすると利益にならない可能性が高い
マーチンゲール法は一度勝つと利益になる方法と紹介しましたが、それはあくまでも2倍以上の配当の場合です。
なので、バカラの場合はプレイヤーにベットした場合です。
バンカーに賭けると1.95倍の配当なので1回勝ててもマイナスになってしまいます。
タイに賭けると勝率が極めて低いので一度も勝てずに上限金額に当たってしまう可能性があります。
そして、唯一黒字になる可能性が高いプレイヤーでも勝てても最初の賭け金額分しか利益が出ません。
そういう意味では必勝とは言い難い方法ではないか?と思ってしまいます。
なので、バカラで必勝法を考える場合には多少改良した方が良いのでは?
と思います。
次は私なりにバカラで必勝法を使うならこのようにした方が良いのでは?
というものを紹介します。
利益の額をもっと大きくしたいなら?
マーチンゲール法は先ほども紹介したように2倍配当だと最初の賭け金額分しか利益が出ません。
これはマーチンゲール法の配当額が賭け金額の2倍で、賭け金額自体も負けるたびに2倍にして行くものだからです。
なので、リスクはありますが賭け金額を3倍にして行くのも一つの手段です。
賭け金額を
1,3,9,27,81,243
と3倍にして行きます。
これなら
・1ドルで勝利…2-1=1ドルの利益
・3ドルで勝利…6-(1+3)=2ドルの勝利
・9ドルで勝利…18-(1+3+9)=5ドルの勝利
・27ドルで勝利…54-(1+3+9+27)=14ドルの勝利
・81ドルで勝利…162-(1+3+9+27+81)=41ドルの勝利
と、賭け金額が大きくなるにつれて利益も大きくなります。
賭け金額が高くなりやすい分、上限金額にぶつかりやすかったり、精神的なプレッシャーが大きくなりやすいと思います。
ですが資金に余裕があり、上限額までの幅が大きいライブカジノでなら十分に楽しめる方法ではないか?と思います。
賭け金額を少なくしたいなら
賭け金額を少なくしたいのならモンテカルロ法もおすすめです。
マーチンゲール法と違って賭け金額の増え方が緩やかですし、マーチンゲール法と違って複数回勝たなければならないというデメリットがありますが、そもそもカジノは楽しむものですのでバカラを楽しめる方には問題ないでしょう。
モンテカルロ法についてはこちらをご覧ください。 ⇊
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最後に
今回はバカラとマーチンゲール法についてご紹介しました。
バカラ自体はバンカーかプレイヤーに賭けると勝率が高いのですが、賭け金額が大きくなりやすいのと、プレイヤーでないと一度勝っても利益にはならないと言う点には気を付けなければならないということを理解する必要があると思います。